さらに好みにあわせてチューニングした
“Latest2.0″(レイテスト2.0)
ATOM Surfboard “Latest2.0” model
length 5’11″(180.3cm) x width 18 1/2″(47.0cm) x thickness 2 1/4″(5.7cm)25.79 liters
カスタマーデータ:身長167cm – 体重65kg – エキスパート-レベル
Latest2.0モデルは、Latestモデルをベースに
ノーズロッカーを落とし、ワイデストポイントをノーズよりに設定したモデルです
Latestモデルはアトムサーフボードのハイパフォーマンスモデルで
ドライブ性とアクションの両立を目指したデザインです
このボードは私のパーソナルボードで、
Latestモデルをベースにドライブ性の方向よりにリデザインしました
シックネスもワンサイズアップさせボリューム、体積もアップしています
年齢も考慮したチューニング
パフォーマンスボードというのはやはり究極のスピード、アクション性能を目指したもので、
昨今はレングスも短くなっています
自分を例にするのは恥ずかしいんですが
20代でNSA1級を取得しプロコンテストも参戦、毎年海外にサーフィン修行、
その後サーフショップをオープンしてからは、もっぱらのフリーサーファー
ハイパフォーマンスボードはもとよりオルタナティブボードもたのしくて、
サーフボードのジャンルの垣根なくサーフィンしています
いまでも波のサイズがあるときはパフォーマンスボードがおもしろく
アベレージサイズ用のハイパフォーマンスボードは常に持っています
仕事上トッププロのボードに乗る機会もあるのですが
スピードも動きももちろん抜群なんですが、
いま自分がしたいサーフィンができるボードではないんですよ
ざっくりいうと50歳には動きすぎ、忙しすぎ…(笑)
飛ばないし回らないし、そんな短くある必要がない
いい感じでドライブしてトップでクイックにリップできればいい
いまのパフォーマンスボードの標準サイズより2-3インチプラスしたぐらいがちょうどいいんです
全然乗りやすいしやりたいことが気持ちよくできます
ミックファニングとメイヘムのお話し
ミックファニングがアメリカのコンテストで調子がいいボードがなく、
そばにあったよさそうなコロヘアンディーノのボードに乗ったらめちゃめちゃ調子がよく
そのボードのシェーパー、メイヘムに「自分のサイズ」でオーダーしたんだそうです
できあがったミックのボードはとても調子がよかったそうですが、
じつはメイヘムはミックに内緒でシックネスをワンサイズアップさせていたんだそうです
ミックはそれを知らされずに乗って調子がいいと…それを聞いてミックは目からウロコ…
メイヘムはミックが「自分のサイズ」にこだわり、
年齢によるボードサイズの調整をしていないことに気がついていたんですね
それからミックの「自分のサイズ」、ボードの考えかたがかわったそうです
自分自身も歳を重ねて体力の変化、思考、好みなどいろいろ変わっていくもの、
それにあわせて「自分のサイズ」も変えていくべきなんですね
それからミックが好成績を残していったのはいうまでもありませんね
いま、モデルというのが重視されがちです
モデルというのはあくまでボードを作る上でのベースになるものであって、
カスタムオーダーはそのモデルのベースデータから
ひとりひとりのリクエストに合わせてオンリーワンを作り上げていきます
こんな感じのボードがほしい!というのが見つかったらまずご相談ください
そこからミーティングがはじまりベースデータを選んでオンリーワンを作り上げていきます
ボードのリクエストは十人十色、今回書いた加齢による変化もあります
それも含めてカスタムオーダーの楽しみだと思います
いまのあなたが乗りたいサーフボードを作ります