新しいハイパフォーマンスモデル「Strider」
世界規模でたいへんなことになっていますね…
きょうは、長らくあたためていた新しいコンセプトのハイパフォーマンスモデルをご紹介します。
みなさんもご存知のとおり、
今年2020年牧之原市静波にアジア初の競技対応のウェーブプールが誕生します。
すでに工事が進んでおり、最短でこの夏にはじめての波が出る予定ということです。
じつは私がシェープ+デザインする以前にリリースしていた、
「TYPE8」という、小波からアベレージサイズまで、とても好評なモデルがありました。
そのTYPE8をメジャーリングし、モデルデータを再構築したものを、
小波、コンテスト、ウェーブプールでの使用を想定したマテリアル、
独自のラミネート工法で再リリースすることにしました。
モデル名は、「Strider」(ストライダー)といいます。
「面で浮力を稼ぐ」
という表現が、ボードのイメージが伝わりやすいかと思います。
数年前から細やかなチューニングを繰り返してきたモデルで、
パワーレス、ソフトな波、コンテストでよくあるジャンクウェーブにマッチしたボードになります。
詳細は、またお知らせさせていただきます。
最新マテリアルを独自の工法でラミネート
写真のフォームは、世界中の多くのサーフボードブランドが使用する、
MarkoフォームのハイデンシティEPSフォームです。
ストリンガーの代わりに密度の高いフォームを使用したフォームで、
ボードのフレックスコントロールを目的にしたものです。
「Strider」は小波、淡水のウェーブプールを想定して、このフォームを推奨します。
このフォームにカーボンテープでフレックスコントロールするのが一般的ですが、
アトムサーフボードでは、ひとりひとりの身長、体重、スキル、乗りかたにあわせて、
あえてカーボンは使わず、独自の工法で仕上げます。
これは私がいままで数多くのEPSや、XTR、Hydro FlexなどのEPOXYボード、
センターストリンガーはもちろん、パラボリックストリンガー、ノーストリンガーボードに乗ってきた中で、
独自のサーフボードのフレックスに対する答えです。
もちろんカスタムオーダーがベースですので、
オーダーするボードの目的にあったものであれば、
Poly+Polyでのオーダー、Poly+EpoxyのEPOLY仕様でのオーダーも可能です。
さらにあたらしいPolyフォームも?
じつはさらにあたらしいPolyフォームの使用も検討しています。
このフォーム、いままで以上に優れたフォームのようですよ…
これについてもまたお知らせさせていただきます。
ネガティブなお話しがおおい中、アトムサーフボードがある静岡エリアでは、
ウェーブプールをきっかけに、サーフシーンにとってポジティブなニュースも流れています。
はやく終息を迎え、日常が戻ってくることを祈ります。